彼方の人

2001年9月11日
嵐の中を 想いが飛んでいく
飛行機から 赤い糸 つるつると伸びて
うみのむこうの 赤い国へ とどいたかな
遠くても 離れていても
胸に宿るのは あの温もり
赤い糸は きちんと伸びてる あったかい

今も、あったかいよ。

風よ 嵐よ 波よ 雲よ
その懐にいだいた泡と共に
海を越えて 想い ふりとどけ
遠いかの地のあのひとへ

夢の中で見る夢の色

2001年9月10日
大切な人と 大切な時間を過ごす
この甘美な時の流れの中に
ゆったりと すべてをひたす
外は くぐもったモノローグが
さぁぁぁっと流れては 消える
ゆったりと ぬくい時間に浸り
胸の奥の方を じわっとうるおす

こんな幸せが 他にあるだろうか?
23年前 この世界に この日本に
そして この場所に生を受けて
何を残せただろう

たったひとつでもいい
だれかの心に ほこりをかぶった紙片のような
ひとひらの面影を 落としてゆけたなら。

この肉体という器に この精神を吹き込まれ
たくさんの愛を注ぎ込まれて ここまでこられた
いま この姿 この心 
この全てで在る自分にたどり着けた
全ての偶然 必然 感情 そして愛に
報いるために。
たったひとつでもいい
だれかの心に 自分が受けた恵みのひとひらでも
片鱗でも 落としてゆきたい。

ゆびきりのすえ

2001年9月8日
つなぐ いとは ただひとつ
ふたりの こころの そらもよう

みえない ゆびきりを
そらに かぜに のせて
ふたりの こころは そらへ まいあがる

その幻影は ふたりがみた ゆめ
ゆびきりが 天使に とどきますように


肯定の言葉が好きです。
祈りの言葉が、好きです。
絶望しているからこそ、祈り、肯定し、そしてだれかの痛みを、ほんの少しだけ、やさしく癒せる。
そう信じています。

2001年9月7日
やりもしないくせに
えらそうな言い訳ならべるな
それは言い訳ですらない ただの負け犬の遠吠えだ

精一杯がんばろう
負け犬には なりたくないから
吠えるのは 明日へ 未来へ。
与えられた時間で 日々で
なにが出来るだろう
常にある“今”を
ていねいに たいせつに
精一杯 つみかさねよう
決して 後悔だけはしないように
かつてきた道を
かつてみた光を
かつてふれた風を
いま ふたりで往く
つないだ手は
ふたりの過去と未来をむすぶ
今という時の架け橋に
なってくれた気がした

ときのながれ

2001年9月3日
過去は懐かしむためにあり
現在は楽しむためにあり
未来は夢みるためにある

空想では おわらせない

夏の終わり

2001年9月1日
せみの声にまじり 虫の音
しつしつと しみこむように入りこむ秋のにおい
陽炎の向こうに見えた夢を
夢幻のなかにただよう心を
一時の物語にしないために

激しい夏のあとに 穏やかな秋
過ごした夏の幻を 焼きつける秋の風
またひとつ 季節を重ねる

きみに吹く風

2001年8月26日
わたしときみに吹く風は
強さも 重さも においも 温度も
どこへ向かうかも みんなみんな ばらばら
でもこうしていま 同じ場所で
風に吹かれてる

きみに北風が吹くならば
腕を広げて抱きしめよう
春風がきみをつつむなら
肩を寄せてまどろもう
吹く風が熱風ならば
額に汗して笑いあおう
秋風が紅葉を揺らすなら
切なさを抱いて語り合おう

逆らうことはない
あるがままに 吹かれるままに
二人の風をあわせながら
ともになびかれていこう

朝顔

2001年8月22日
ひとひらの たおやかな風船が
南から 渦を巻く 蛇にまきつかれ
右に左に ぶわんぶわんと 振り回される
投げつけられる雫にぬれて
くるり くるりと 空を目指したその枝が
灰色に轟く 天を仰ぐ
そんな 細枝が
木々をも倒す嵐にもまれて
しなやかにゆれる

嵐が過ぎた後
全てのわだかまりを振り落とした空に
笑うように 咲く一輪の朝顔

・−・−・−

最近カウンタのまわりがはやいです。
読んでくださっているみなさん、ありがとうございます。
秘密メモにレスをつけるようにしようかなぁと、
今更ながらそう思っています。

仲たがいは 相手を認めない心から始まる

すれ違いは 相手を思いやる心から始まる

ただいま

2001年8月17日
旅路から帰り着き
すぐにでも ききたい声
音が広がった瞬間
すぅっと凪いでやわらかくなる こころ
ほっ と ひといき
ただいまもどりました。

よくばり?

2001年8月14日
前を向くのが つらいとき
息をするのが 苦しいとき
それを楽しめる人間になりたい
それも だれかと いっしょに
よくばり かな?
そんなこと ないよね うん

2001年8月12日
黒いたくさんのまるが やがて染み一色に
ざぁざぁとベランダにふりつけるつぶて
ガラス越しにさぁぁと吹き付ける音が
ゆっくりと胸の奥の方へとしみこんでいく

しっとりと降るその空気も
ごおごおと殴りつける風も
渇いた心に吸い付くような安らぎ

災いの元に戒めを

2001年8月10日
すべりでた 言葉は 戻らない
口に十字架 田に心で 思
思うことを すべて 出すでなく
十字に誓える言葉だけを 紡ごう

きみへと捧ぐ歌

2001年8月9日
うれしいこと
たのしいこと
きもちいいこと
いっぱい積み重ねていこう

かなしいこと
せつないこと
くるしいこと
いっしょに乗り越えていこう

楽しさも苦しさも
みんな ほんのすこしだけ
分け合って生きていこう

無理に全てを分け合うことなんてないよ
分け合いたいと思うことだけ いっしょに持とう
寄り添うよりも なじむように
のんびりと手をつないでいこう
峠を越える
たとえまた山が続くとしても
爽快なながめに 一息つく
自分に ごくろうさま
支えてくれた人に ありがとう


夏期講習の一区切り。
前の期間が苦しかったせいか、楽に乗り切ることが出来ました。
子供達がめちゃかわいい☆
二日間のつかの間の休息を終えると、お盆休み前、もう少しだけ。
あとひとがんばりです。

とどかない祈り

2001年8月4日
せなかは かくれたまま
かおは ふせたまま
なんでもないよ が
つらいとき

抱える荷物は
二人でいるほうが軽い はず
なのに
やさしくさめたあきらめが
互いを拒む

一人で歩けるならば
夢など みないのに
いつまでも弱い自分の
風に消えるわがままな祈り
傷は時がいやすけれど
本当にいやすものは 心

過去を受け入れて前を見る
悔やむよりも 歩きだす
そのこころが 傷をいやす


ずいぶん遅れてですが、
こっこのラストアルバムを聴きました。
正直、痛すぎます。
いつもそうだけど、今回は質が違う。
彼女がなにを思い、なにを伝えようとし、
そして何を残していったのか。
今までで最高の出来だと、個人的に思います。
これで最後、とか、もう終わり、とか、
去っていく人たちの言葉はいつでも厳しい。
最後を意識して作られたからか、
彼女の新しい世界が展開されていた気がします。
それだけに非常に残念です。

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