まつりのあと

2002年1月7日
さみしさを感じなくもない
すぎさってしまった と 感じたとき
胸に吹き抜ける うっすらとみずいろをした
ちょっとだけ冷たい すすきのにおいのする風は
感慨 と呼ぶもの なんだろう

やりおえたから
たのしんだから
さぁ
つぎのこと はじめよう
正月を
何事もないまま
家族とのんびりと過ごす
なにげない日常の
とくべつな一日

こんな時間は
もう
一生に
何度めぐってくるのだろう

今を
かみしめたい
路傍の石にさえ
想いを向けるように


終焉と開始

2002年1月1日
全てのものには
はじまり と おわり
いのちにも
地球にも
宇宙にも
未来にも
気持ちにも

古きものは去り
新しきものが生まれる
その摂理こそが
あるべき姿 だと
素晴らしき過去を
素晴らしいままで
素晴らしい未来へとつなぐ
おわるから はじまる

節目を越えて
そして 新たな世界へ
ともに 手を携えて

ありがとう。

2001年12月31日
そばにいてくれたこと。
ともに歩んだこと。
私のために泣いてくれたこと。
そして 笑いあえたこと。
幸せをはこんでくれたひと。
ほんとうに ありがとう。
相手に求めてしまうのは
自分の弱さの裏返し

教えて欲しい
話してほしい
こうあってほしい

愛してほしい
抱きしめてほしい
笑ってほしい

主語は全部 自分 なんだ
これを我が侭と呼ばずに
弱さと呼ばずに
なんと よぶのだ

あなたを愛する自分になろう

わがまま?

2001年12月13日
すぎてしまえば
なんでもないこと なんだろうか

ここは
出ていいところ?
引っ込むところ?
分からない
わからないけど
とにかく出来ることはただひとつ
ことばを 信じること

結果オーライと人はいう
問題ないならいいじゃないかと自分もいう
そのうらで
釈然としない自分を感じながら

知らないふりをするほうがいいのかな
何事もなく過ぎたことは忘れたほうがいいのかな

だいじょうぶだというから
何も聞かずに
分かった と答えるけど
そんなことされても
ちょっと 困る

わがまま なのかな?

ちぎれぐも

2001年12月7日
どこで間違えたんだろう と ふと思う
なにを見失ったんだろう と 少し不安になる

いつからおかしくなったのか と ざわめく後悔
どうしたら直せるんだろう と ざらつく焦燥

道は いつも 暗かった か?
落とすよりも 拾ったもの は?
悔やむよりも 決意したことの先 どう?
直すもなにも 今は2度目じゃない よ?

思えば 雨のち晴れ
そんな かんじ
それで いい かんじ

つらなり

2001年12月6日
全速力で駈けぬけてきた
途中で立ち止まったり
後ろを振り返ったり
寄り道したり
ちょっと冒険してみたり
いろいろあった

不運なことはあったけれど
不幸はひとつもなかった

恵まれている
愛されている
守られている
だから
生きていられる

生かされている自分

きっと
私を愛してくれた人達には
世話になるだけで終わってしまう
それが世の定命だから
つぎは
誰かを守り
愛する自分になろう

賛歌

2001年12月2日
至らなさを嘆くよりは
 進むべき道が見えたことに
  喜びを見いだそう

足りなさを悲しむよりは
 満たすべきものがあることに
  安心を見いだそう

己とは
祝福されて
与えられて
支えられて
ここに いる

今を恨む前に
今に
時に
人に
全てに
感謝しよう

無題。

2001年11月30日
自分の弱さを知ることが
己を強くする と思う

精一杯から 信念が生まれる
揺らぐ世間の価値に紛れぬ
そこにある 信念が
己を 強くする

弱さを受け入れたものこそ
最も 強い

数珠つむぎ

2001年11月28日
ひとつひとつ
積み上げてきた想いをたぐるように
それぞれの色を放つ珠を
透明な糸で つむぐ
なかなか 思うようにはいかない
けれど 何度も繰り返すうちに
少しずつ ほんの 少しずつ
形が 見えてくる
そして最後に
つないだものたちが
はぐれないように
あふれないように
ぱちんと 止めた

a road goes on our way.

2001年11月27日
踏みしめてきた道が
想い出という落ち葉で
時の流れという塵芥で
ゆっくりと 風化しようとも
あの日 あの時 歩いた 描いた
心に残る 道の行方は
今 この 足下にある
ふたりの 足下に

心よ 無垢たれ 無心たれ
ふたりの道の 新たなる この 今に

道の先を往く 光の射す方へ

・−・−・

去年の明日、新しい世界が開けました。
今年の明日、新しい世界がまた、開くはずです。
今度は、二人の前に。

許されぬ道

2001年11月25日
ここに居る意義は あるのか
ここに居て 何をなしえた と いうのか
己を切り刻むしか 術は ないではないか
その果てに 笑みは あるのだろうか
望むものなど 何一つなくとも
まだ 足りないものがある と いうのか
それならば なぜ と 問うことも
欺瞞 なのだろうか

真実を 真実だけを 見る目が 欲しい
何物にも揺るがぬ 己の真実を見る目を

たどり着いた先

2001年11月24日
どうしてこう いつも 裏目に
裏目に。裏目に。
安らげない休息所など いらんのだ。
消えてしまえ。
見栄も。 羞恥心も。 何もかも。
消えて なくなってしまえ。 全部。

賽を投げるのか

2001年11月21日
いつも ほどほどで
それが相応と 受け入れてきた
際限のない欲を 業に変えぬよう
いつも どこかで
満足を 創りだしていた
砕け散る覚悟を 理屈で誤魔化してきた
こんなものかと受け入れてきた現実に
ありえなかった理想が
手の届くところに 不意に現れたとしたら
一体 どうすれば いい?

伊達に生きるには 覚悟が 足らぬようだった

秋の風に

2001年11月17日
肩の力を抜けば
ほっと 一息つけるかも ね?
外は紅葉だよ
空が 高い よ
太陽が やさしく見つめてる

歯 食いしばってませんか?

凝り固まった身体を こころを
秋の風に そろっと ほぐしてゆこう

空間

2001年11月13日
立場という仮面を
我が手が近づけたとき
この空虚さとは
奈辺に ありや
そしてその時 冥き面の裏より忍び寄る
安堵のため息は そは

裂れた沙曝で響く嗤笑
爛れた肌を 刻む

太陽

2001年11月9日
太陽がのぼり
月がやわらぐ あさ
いつも引力を感じながら
でもいつも絶対の距離を
間に挟みながら
時々隠れながら 回る 気持ち

嵐は 愛に気付くために
闇は 光をおぼえるために

精一杯 光を発した きみに。
ありがとう。

木枯らし

2001年11月7日
闇が空を覆い 木枯らしが やってきた
暗い雲を 追い散らせ
凍えるその身体は 温もりをおぼえるため
熱を持った心を 冷やすため
仮の夢を抱く 眠りの時に ほほをよせるため
春に また 生きる息吹を 精一杯ほとばしらせる時まで
つめたく 気高く
蒼穹を 力強く支配しろ

殺す

2001年11月6日
なぜ ひとを 殺してはいけないのか
真剣に考えたことが あったよ
たくさん たくさん 答えはあるけど
いっぱい 多くの人が 答えるけれど
かくばった答えは ほしくなかった

想いを そこで 断ち切ってしまうから
ひとを殺しては いけないんだと思った
想いは 殺された人のものだけじゃ ないし
たくさんのひとの 想いを そこで 引きちぎる

だから 自分を殺すことも できるんだと知った

だれかを 自分を 殺すことは
悪いことだと 知った

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