ていねいに

2001年10月29日
ていねいに ことばをつむぐ
そのことばには きっと
たくさんの おもいの糸
くるくるくるくる 糸をたどれば
時のながれの しがらみをぬけて
あなたの 過去に 今に 芯に
とどくかな。

ていねいに 生きよう
ちいさな けど たいせつな
ガラスの破片を踏みつけないように

一番ていねいにあつかうべき自分が
一番残酷に肉をえぐり取ることを 胸に。

晴れた雲間

2001年10月25日
気づいてみれば
けっこう かんたんなこと
身動きできないと 思い込んでいた体は
ちょっと力を抜けば 空に浮きあがった

音を 信じる
存在を 信じる
あなたを 信じる
だから 黙らない

・−・−・

ひとりで背負おうとしないでください
一人で二人 二人だから一人
must beという心の枷を
shall weという鋏で解き放とう
今があれば それでいいのだから
無理やり上げた顔で
雨風だと思って立ち向かう先には
きっと いつまでも どこまで進んでも
安らぎはないよ
今は変わらなくても
ずっと変えられなくても
結果じゃない
大切なのは その姿勢 その過程だよ
あなたがいてくれて
笑って隣を歩いてくれていれば
それさえわかれば
自分は 信じられるから

音の力で

2001年10月23日
ねえ 言ってよ
ちゃんと 言ってよ
態度で示すだけじゃ 足りないよ

ひとこと
たった一言でいいから
「もう大丈夫だよ」って
ことばで 伝えてよ

ゆめのうた

2001年10月17日
人間は
過去の想いをかかえながら
人のあいだを抜けてゆく
その想いが浄いほど
その生き様は美しく輝く

かつては事実
いまは現実
これからは つくるもの

それを信じねば
いま ここにいる自分は
何物であるのか

強くなろう
今 ここに立つ自分を
何物にもよらず
ただ己のうちに秘めたる事実と現実を
感じ取れるように
そして
これからを つくるために
たかい秋の 蒼のした
あったかい 紅茶の湯気が
すうっと鼻を抜ける
ほわっと胸に広がる

あぁ いいな

きみは きっと
かすかに揺れるカーテンと
窓辺で おひるね

そんな 湯気が
たかく たかくに
蒼に 溶けた

今日の日記

2001年10月12日
夜のとばりに みるゆめは
 うたかたの かげ
朝のひかりに みるゆめは
 これからの みち

今立つ場所は
ここまで来た道
あそこまで 続く道
夜気から守り
ぬくもりにくるまれた 吐息を
たいせつにだきしめた 恋心を
朝もやの中に ゆっくりと ひろげよう

希望の風

2001年10月7日
夕焼けが雲間を割って差し込んだ
紅に染まる空気にとけて
この胸に燻りわだかまるこの暗雲よ
背中に伸びる己の投影と共に
黄昏の中にしみこみ消え立ち上れ。

吹き抜けた希望のにおいの風が
開けた空へと解き放ちたる
肋の籠にとじこもるこの夢よ心よ
高くたかく高みへ舞い散り踊れ。
いつか慈雨が降り注ぎ
影をやさしくぬらす日まで
この空を覆い地を照らせ。

戻らない音だから

2001年10月5日
ときどき
リセットしたくなる
甘え だね と わらう

過去は戻らない
あるのは いま だから
すべり出た言葉を悔やむより
前を見て
自分を見て
そして あなたを みて
信じていこう

・−・−・

またしても秘密メモが見られません。
むー、どうしたものでしょうか。

決意

2001年10月4日
大切な人を
傷つけたぶんだけ
成長 できるかな
やさしく なれるかな

きっと なるよ

お祭り

2001年10月3日
恋愛は ほんの一時の お祭りのようなもの
その時 その場所 そのにおい
全てが その時だけ味わえる とくべつな味

お祭りが終わったなら
終わりまで全部見たなら
後かたづけまでしたのなら
もう 家に帰ろう
同じ気持ちには なれないんだから

もしそれでも
あの時 あの場所 あのにおい
もう一度 あじわいたくなっても
お祭りは終わっちゃったから
だから 新しいお祭りに
出掛けていこう


・−・−・

恋愛に「もう一度やり直そう」はないと思います。
いつだって一回きりだと思います。
たとえ同じ人とであったとしても、同じ事は何一つないと思います。
あのころのように、というのは、気持ちに縛られていると思うのですが、どうでしょうか。
たとえかつてと同じ人と再び共に歩くことになっても、
全く新しい気持ちで、新しいことを始めるつもりで、新しい恋愛をしてゆく。
過去の幻影ではなく、今抱く気持ちこそ、
今進行している恋愛の原動力だと思います。

あなたのそばに

2001年10月2日
真実に目を向けることが、常に正しいわけでもないし、
歩き出すことが、常に進むことになるわけじゃない。
その時残した足跡が、すべて真実になるだけでしょう。
自分の問題は自分で解決するものだけど。
これじゃいけないんだ、と思ったり。
否定語を乗り越えるだけじゃ
きっと ほんとうにはたどり着けない。
これでいいんだ、と思わなくちゃね。

こわくなったら、言ってくださいな。
いつでも、あなたのそばにいますから。


2001.01.10 に 記された 想い

雨の日の想い

2001年10月1日
多くの 想いや 願いが
すこし 寒くて 長い雨に
洗い流されて 
一番 大切なものだけが
この胸に のこりますように
流れた ものは
なみだ だけじゃないはずだから

だから 楽しい

2001年9月30日
だれかと分かり合えることなど ない
だれかをまるごと受け入れることなど できるはずもない
だから 悲哀 立腹 不安 焦燥 絶望
はてしない 闇を味わうのだ
でも
だから 楽しい
喜び 笑い 歌い
いつまでも 夢を見られるのだ

・−・−・

新しいシステムのせいで、秘密メモが見られません(・_・、)
一日遅れの返事を、後日つけるようにします。

立ち止まるとき

2001年9月26日
思い通りに行かずに
水につつまれている
しめつけられる息苦しさ
形ない相手への不安
手応えのないいらだち
体を動かすときの抵抗感
先の見えない不透明
流れに押される無力
そして
自分のいるこの場所さえ
分からなくなる この 叫び
はらの底から 絞り出すような
酸を含んで喉を灼く 奔流

じっと 自分の肩を抱く
だいじょうぶ と
ただ 言い聞かせる

イルミネーション

2001年9月24日
みんな それぞれ
いろつきの こころ 抱いて
ひとり ひとり 立ちつくす

飛行機から 見下ろす
イルミネーションは
そんな ひとりで生きる
ひとりひとりの こころの かがやき
なみだの かがやき

・−・−・

旅行に行ってきました。
数日更新が滞ってしまいました。
読んでくださっているみなさんにお詫び申し上げます。
なーんて書くと堅苦しいですね。
初秋の裏磐梯はとても美しかったです。
目の前が真っ暗で 様子がなにも分からないとき
悪い方へ 暗い方へ
暴れたい方へ 怒鳴りたい方へ
あれて走り出しそうになる自分に
必至で手綱をひく

まだ なにも決まった訳じゃない
なのに決めつけるものじゃない
その上勝手にはらたてるものじゃない

きっと 自分のことを 考えていてくれる
そう きっと相手だって
思い通りにならない状況に
歯噛みしているかもしれない

そういいきかせながら
自らのココロを縛り上げ 鞭を打つ
ワガママで ヒトリヨガリで
アバレては ならないと。
絶望のふちにあるとき
なにを望むのだろう

ひとりで ぼんやり
灰に霞む夜空を見あげてみた

あの頃 あの日 あの時
あの場所で見あげた
あの夜空は

やっぱり今もうすく曇って
小さく輝く星たちが
あの時の夜空と同じように
変わらずにまたたいていた

変わり往くもの
移りゆくものを
変わらずに そこに在るものが
全てを 遠くからながめて
静かに 励ましてくれていた

白粉花

2001年9月16日
蒸し暑く湿った夜気のなかを
ふわり ふわり と うかび
その気配に きみがいるようで
ふと振り返る
そこに見たのは
きみに似て
闇夜で ひっそりと
赤黄や白の光 放ち
そっとこちらを見あげる
白粉花 の 残り香だった

・−・−・
夜の散歩が好きです。
仕事につまったとき、息苦しさを感じたとき。
夜の空気に抱かれに、外へ出ます。
想いは ひと それぞれ
願いも そして 妬みも

地図のない 広大で複雑なフィールド
激烈な奔流 襲い来る試練

右を見れば エリート
左を見れば マイペース

そんな中で見る前には
なにがあるのだろう?

それでも 流されながらも
前だと信じた方向へ 少しでも進んでいこう

−・−・−
それぞれの社会には、それぞれの常識があります。
その常識を理解できていないと、白い目で見られます。
しかし、えてしてその常識というのは、その世界でしか通用しない、全く非常識なものまで含まれています。
それでも、その常識に従って自分をうまくコントロールする。
社会で生きていくというのは、ため息がつもるものです。
今日のため息が、明日のやる気に変わるように。
1941年12月8日
多くの日本人は
真珠湾奇襲成功に 拍手喝采を送った
2001年9月11日
計画を立案・遂行した人たちは
なにを思っているのだろうか

1 2 3 4 5 6 7 8

 

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

日記内を検索