you

2002年6月23日
we don’t compare between the human and another human, if it is a part of him.
don’t worry.
there is reality that you live there.
and there is also reality that i see you.
you shall go you trusted road.
so, that is better.

水底から

2002年6月22日
本の文字に落としていた目を ふと あげた

その瞬間

あおい世界がひろがった

青い 蒼い 碧い アオイ あお

水底にひっそりとたたずむ四角いはこ

にょっきりと伸び上がるはしら

水面を見あげて ゆれ のぼる ひとの吐息

つつまれる湿気は 水の中をおよぐよう

芯まであおに濡れきった時に

あぁ ここで生まれて 育って

想いをつむいできたのだと 感じた。

海の中をゆったりとたゆいながら

あおい空気をゆっくりと 胸いっぱい吸いこんだ

なつかしく やさしい

あのにおいがした。

ただいま。

2002年6月21日
ただいま。

長く留守にしました。

今 帰りました。

この場所に。

今 帰ってきました。

「ただいま」を言うために。

「おかえりなさい」を受け取りに。


約束。

2002年6月10日
だいじょうぶだよ

かならずえがおで

かえってきます。

だから泣かないで。

だいじょうぶ。

あなたのところに

かえってきます。

酔い

2002年6月8日
見苦しくつぶれてしまった相手を

心にもない言葉で介抱して

床を拭いて、水を汲んで。

つぶれてしまったひとをみて

なぜか 取り残されてしまったと

せつなくなるのは なぜ?

この胸の奥のかすかな痛みの先に

なにがみえるのだろう

上辺に浮かぶ笑みの仮面をはずせぬまま

あせり

2002年6月7日
たとえれば

底のない沼

あがいても沈むばかり

いうなれば

前の見えない草原

かきわけ進みはしても前は見えず

むねのなかで

なにかが吸い付き張り付いている

大きく深呼吸しても

やわらかくからみつくそれは

容易に払われない

日が射すのは

地に足がつくのは

いつの日 なの?

自問自答をくり返す日々

ぬるまゆ

2002年5月21日
ゆったりとひたる

のんびりとつかる

あつくなく つめたくもなく

でも時に

ぬるまゆ だけではだめなときもある

厳しくあらねばならない はず

人生の岐路

自分に厳しく 他人に優しく

しよう。

こころ

2002年5月12日
指先のふれたその場所から

ゆっくりとしみこんでくる

ぬくもりや やすらぎ

ひふの下のとげとげした表面が

少しずつ溶けてなめらかにされる

みずふうせんのように

たぷん たぷん と ゆれる

水のようにかようもの

『くちなし』

2002年5月9日
くちなし

鏡に映る顔を見ながら思った

もう 悪口を言うのは やめよう

私の口から出たことばを

いちばん近くで聞くのは

私の耳 なのだから

              星野富弘


・¥・¥・¥・

何者かを
非難すればするほど
己を貶めてゆく

1 years after

2002年5月8日
いちねん前

将来は見えないと思っていた

いちねん後

今という瞬間をいつくしんでいた

胸の檻にこめられた

過去のかおりを

ゆっくりと味わいそして

とかしゆくため

そしてたちのぼる一すじの風が

未来の空へとたなびくように

静かな夜

2002年5月7日
こどものころ
いっしょにあそんでいる友達に
「じゃあまたね」という瞬間
とてもかなしかった。
家までの帰りみち
いつも全力疾走だった
まえだけを 見て
はしりつづけた。

まつりの後は
いつも そう。
さいごの夜は
いつも そう。

けれど時は
どんなときも正確に
ながれていく。

wind

2002年4月28日
まきあがるような風にあおられて

あわてて抜ける 道

風につつまれて

自転車は空を飛んだ

たかく たかく

そらへ たかく


笑いたい

2002年4月21日
もつれた糸が ひと引きでほどけるように

喉元につかえていた息が ゆるんでいく

あぁ

やっぱり

わらおう

笑えばいい

わらっていたい

笑いたいのだ


_/_/_/_/_/_/

吐いたことばには責任を持つ。
だいじょうぶ、ということばは、嘘じゃない。
嘘にしないために。
責任を持てるように。
このくらいでへこたれてたらだめだよね。
がんばります。
自らのことばを貫くために。

臆病

2002年4月20日
怒ればいいのか

笑えばいいのか

伝えればいいのか

黙ればいいのか

わからなくなってしまった

きっと自分が

臆病になったからだろう

もやもやだけが胸を締めつけつづける

蒼の閃光

2002年4月19日
きょう 庭でてっせんが咲いた

うす灰色の空気を鋭角に切り裂く蒼青の三角の絨毯

その中心で熱なくもえる黄金の花火

ひ弱に見える枝は風に翻弄される弱さではなく

自らをつなぎ止めはい上がりよじ登る強靱

彼らは

その気高さを知っているのだろうか

『おだまき』

2002年4月18日
おだまき
           星野富弘

いのちが 一番大切だと
思っていたころ
生きるのが 苦しかった

いのちより大切なものが
あると知った日
生きているのが
嬉しかった

なまぬるい

2002年4月16日
降りそうで降らない雨

寒そうで寒くない風

晴れそうで晴れない空

キレそうでキレない心

すべてがなまぬるい 今日

正論と真実

2002年4月5日
正論が真実ではない

真実を説明する方法が正論

振りかざすときには

周囲をしっかりと見回してからにしよう。

うかつにも正論を振りかざす者に近づくと

返り討ちにあってしまうかもしれない。

気を付けて。

・・・・・

風が強いです。
花粉が酷いです(・_・、)
鉢植えが倒されてしまいました。
春嵐がこんなに凄いのは久しぶりな気がします。
いつから諦めることに

なれてしまったんだろう

瀬戸際で振り絞る力を

失ってしまったんだろう


予定帳が埋まっていることが

力を 気力を 押しつぶす

言い訳という御楯を振りかざして


私は 誰に対して

そんなにも

媚び 諂い 言い逃れをしなければ、と

必死になっているのだろう

時間? 現実?

…自分自身。


これは成熟じゃない

ただの 老いだ。

『はなしょうぶ』

2002年3月28日
はなしょうぶ


黒い土に根を張り

どぶ水を吸って

なぜ きれいに咲けるのだろう

私は

大ぜいの人の愛の中にいて

なぜ みにくいことばかり

考えるのだろう

              星野富弘

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