夕焼け

2002年9月1日
あの夕焼けが

胸に染みつき燃え上がっている

あんなに赤かった夕焼けが

肋の檻の中で

どす黒く凄惨な影をおとしている

忘れてはいない

あの夕焼けのにおい

夏の終わりの

どろりとしたバターのにじむ

あのにおいを

電子と冷気と日常に冷め切った手で

もう一度。

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