帰省。

2002年8月18日
いつからか

誰かをよろこばせようと おもった。

関心を買うのではなくて

歓心を買うのでは なくて。

誉められたかったのか

怒られたくなかったのか

いまでは もう 錆び付いているけれど

とき に 乗るようになってから。

細やかで優しかった祖父はもういない。

おおらかで博学だった祖父もいない。

働き者で自信にあふれた祖母も、もう。

厳しさと正しさの矜持でぴんとのばした

祖母の背は まるく。

指は節くれ 堂々の体躯は やせ細り。

おだやかに おだやかに 昼寝をする。


なにか出来ることは ないか。

一秒でもいい。健やかに。

感謝と祈りのないまぜな笑みは

伝わっただろうか。

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