さようなら。

2002年9月17日
この日記を付けるたったひとつの理由が失われました。
ここにいた自分は死にました。
相互リンクしてくださった人、ほんとうにごめんなさい。
この書き込みを最後にこの場所を閉鎖します。
もう二度と見ることはないと思います。
さようなら。


・・・・・


たった一人の人への日常のメッセージ。
相互リンクしてくださったみなさんには申し訳ないのですが、そんなものを読んでおもしろいのかなぁといつも思っていました。

自分にとってこの場所は誇りでした。
一人の人をこんなに好きでいられる。そんな自分がとても誇らしかった。
醜い自分でも素直に出せる、嬉しいことを嬉しいと言える、こんなに凄い自分にしてくれることへの感謝を少しでも表したかった。
そういう自分を素直に表現し、伝えられるこの関係が、ほんとうにうれしくて、うれしくて、誇らしくて、すばらしいと思っていました。

プライベートなことを公共の場で伝える必要性があるのかといわれれば、場合によると思います。
わたしは、表したかった。
誰に恥じることのないこの気持ちを、誰にも見せたくない醜悪な感情を、二人の世界に引きこもると、とかくもつれがちな感情を、公共の場であることで、少し謙虚に、少し冷静に、でもどうしても伝えたかったからです。
だから、誰が見ていようと関係なかった。
だから、誰がどう思おうと一切気にならなかった。
わたしを知っている人ならば、余計にそうでした。
大切なものほど、そっとしまっておくよりも、毎日肌身離さずにっこり笑っていちばん目立つところに身につけて、どんどん愛着をふやして、たくさん磨いていきたい。
自分がとっても気に入っていて、それをみて誰かが誉めてくれたり、喜んでくれたり、何か刺激されたり、いやされたりすれば、ほんとうに嬉しい。
悲しい時にはたくさんの人が優しい言葉をかけてくれました。二人だけど二人だけじゃない、そういう独善的だけど優しく支え合える場所。
この場所は自分にとって現実と向き合う場所であり、未成熟な気持ちを昇華し決着を付ける場所であり、でもそれでも好きという気持ちを誇りに思える
喜びにあふれた、ほんとうに誇らしい場所でした。

けれどそれは幻想でした。
存在理由を失ったこの場所は消えます。
ただそれだけです。

2002.9.17 4:30 a.m

うまれた

2002年9月9日
随分前の今日

うまれた

存在の理由を

いまだ見つけられずに

己の正しさも

信じられずに


神を否定した人間は

存在の理由を

何処に見つけるのだろう

自分の存在が偶然ではない と

だれが認めてくれるのだろう

神を否定した人間は

結局自分を信じるしか ない

絶対など何一つないこの世界で

張りぼての神を

必死に守り続けている


新しい自分をさがしに

今年も歩んでいこう

あぁ

2002年9月8日
やっぱり人は

支え合って生きているんだね

声を聞いて

ただそれだけで

ほんとうにうれしかったよ

お帰りなさい
つきあっている相手がいない時には
相手が欲しいと思う

相手が見つかれば
つきあいたいと思う

つきあい始めれば
愛されたいと思う

愛されている時には
欲を満たされたいと望む

そして
欲を満たせるのは 結局自分だけ

不満という泥がずぶずぶと心の堰をうずめ
詰まって水はけの悪くなった肋骨は決壊する

恋をすると人は美しくなる、という

美しくなれるかは
己の欲を昇華させ得たものだけだ

恋に似た幻想に爛れたこの国の空気を吸い
至る所でひ弱な心が悲鳴を上げている
毎日何処かで誰かが
助けを求めて自己の悪情を垂れ流す

生活のゴミは埋め立て地へ
感情のゴミはネット空間へ

欲とプライドを捨てきれない人間が
生活臭がプンプンするゴミと感情だけは丸投げする

求めて止まぬのは
汚い自分の欲を受け入れる器
相手の心の膿を吐き出す器

汚泥から養分を吸い上げ
太陽へとすっくと伸び上がり
気高く咲き誇る
向上という
菖蒲のような器になりたい

survival

2002年9月4日
it is a haughtiness that you think which can do something.

it is a cowardice that you think which can’t do anything.

you shall believe "I can do something!", and, you must cultivate your charactor "can’t do anything for".

be starving! be eager!

be avaricious! be selfish!

don’t defend yourself! don’t escape from yourself!

be alive.

夕焼け

2002年9月1日
あの夕焼けが

胸に染みつき燃え上がっている

あんなに赤かった夕焼けが

肋の檻の中で

どす黒く凄惨な影をおとしている

忘れてはいない

あの夕焼けのにおい

夏の終わりの

どろりとしたバターのにじむ

あのにおいを

電子と冷気と日常に冷め切った手で

もう一度。

おめでとう

2002年8月31日
おつかれさま

背伸びしたよね

たいへんだったね

がんばったよ。すごく。

いまはゆっくりとやすもう

おめでとう。

願い。

2002年8月27日
どうか。

どうかあの人に落ち着きをください。

自信を与えてください。

何物にも揺るがぬ存在の価値を。

わたしは信じています。

あの人を。

だからどうか。

笑顔を与えてください。

artistry and craftsmanship

2002年8月23日
美には最低限ふたつのみちがある、と思う。芸術と、熟練と。

 芸術とは内なるものを描き出す作業だと思う。だから美術に限ることではないかもしれない。
 でもそれをせずにはいられない人間がいる。芸術家と呼ばれる人達。彼らの生み出すものは、たとえ世界中が賛同しなくても、たった一人,即ち自分が納得すればそれは芸術になる。

 熟練とは人に見られるものを磨き上げる作業だと思う。独自性を追求し突き詰める作業だが、最後の価値判断は他人が下す。自分ではない。出来る限り多くのものを納得させ魅了するか、それが熟練の本質であるように思う。

 どちらにしても美に到達すると思うのだけれど。

 素晴らしいから人が立ち止まるのであって、人が立ち止まるから素晴らしいのではない。美しいものを生み出そうとするから目にとまるのであって、目にとめてもらうために美しいものを生み出す訳ではない。
 そんなことも分からない人が、己の経歴と技量に絶対の誇りを抱き、その物差しで美という価値基準のない絶対存在を計ろうとし、認められないものを容赦なくはじき出し、あまつさえ美以外の物差しで作者を批判する。そしていう。「立ち止まってもらわなければそれで終わりなのよ」と。

 何を勘違いしているのだ。

帰省。

2002年8月18日
いつからか

誰かをよろこばせようと おもった。

関心を買うのではなくて

歓心を買うのでは なくて。

誉められたかったのか

怒られたくなかったのか

いまでは もう 錆び付いているけれど

とき に 乗るようになってから。

細やかで優しかった祖父はもういない。

おおらかで博学だった祖父もいない。

働き者で自信にあふれた祖母も、もう。

厳しさと正しさの矜持でぴんとのばした

祖母の背は まるく。

指は節くれ 堂々の体躯は やせ細り。

おだやかに おだやかに 昼寝をする。


なにか出来ることは ないか。

一秒でもいい。健やかに。

感謝と祈りのないまぜな笑みは

伝わっただろうか。

自問

2002年8月11日
傷を舐めあえば 甘いのか

傷を負うた事は 隠れ蓑か

嘆くだけではないのか

変えようとしながら

変わろうとしていないのではないか

己で悲劇を演じてはいないか


進むも滞るも 己が道

好きにすればいい

差し伸べる手はある 繋ぐ手もある

しかし引く手はない 背負う背はない

己が道

好きにすればいい


わたしは夢を抱き続ける

だから 前へと進む。

忘れ得ぬ時

2002年8月7日
写真には幾筋もの道がある

その笑顔へと至る道

その笑顔から思う心

その笑顔から続く今

忘れ得ぬ時を

あざやかに切り抜く

その景色を胸で暖めながら

顔をあげよう

未来へ。

それがいいところ

2002年8月1日
のんびり

のんびり

のんびり いこう

おもし

2002年7月28日

もったりした毛布が

べったりとはりついている

まいにちまいにち

いちまいいちまい

かぶせられていく 気がする

「やらなければ」


・・・何もしない日も

たまには いいじゃない。

りょうかいしました

2002年7月23日
むかし

時が凍った。

とかそうと努力した。

ひとりで出来ることは随分やった。

解け出た部分だけではいびつで

凍った部分はなにもないのになつかしい。

そんな限界を感じながらも

変わろうと想いながらどこかで

護ろうとしてきたのかも知れない。

それが自分が歩いてきた 経験という

轍だったから。

それを変えたら何もなくなるような気がして。


けれど 違った。

違うと気付かせてくれた。

未来を向こうとしてきた自分の

最後に残った 後ろ向きな氷山。

「してはいけないことは二度としない」

あなたのことばのぬくもりで

心の奥にしがみついていたそれは

ゆっくりとけていった。

ありがとう。

わたしも決めました。

あなたとの道を

われわれの道にすることを。

すっきりと決められました。

吹き返す息吹

2002年7月21日
止まぬ雨はない

終わらぬ夜はない

ゆるまぬ寒さはない

きちんと

そう

きちんと

太陽が昇ってくる

ひとたび息づいた想いは

そのときをじっと待っている

電話してね

2002年7月10日
くたくたの一日が終わる
最低の一日が終わる
最終電車のおじさん
仲間意識さえ 湧いてくる

こんな夜は 最後の最後に
君の声 聞いてから
ねむりたい

目覚まし時計は役立たず
低血圧は 親譲り
何より君の“おはよう”で
今日も がんばるぞ、と思う

新しい朝は 最初の最初に
君の声 聞いてから
でかけたい

朝も 夜も よろしく
わがままばかり ごめんね

悲しい時も うれしい時も
君の声 聞いてから
眠りたい

電話してね


replica

しながわ

2002年7月8日
まるで

教えられなくても故郷に戻る鮭のように

ひとつ またひとつ

たったひとつの そこを目指して


ほそい そのひとつ ひとつが

あらゆるところから

これまでしてきたことが

一瞬にして その場所で

ぎゅうっと 凝縮する 集約する

そして流れはそこで出会い

また

奔流のように

一瞬で ほどけて

先へと それぞれが進んでゆく

集約点。そしてまた それぞれの道へ。

そういう時を 生きたい。

ゆるがぬ存在へ

2002年6月30日
ひとは

求めずには

生きられないのだろうか。

たとえ

共に生きようと

信じたものであっても。

つよくありたい。

何者をも求めぬ

ゆるぎない己を。

あめ

2002年6月27日
あめの日は すべてが ゆっくり

いつもの汚れをおとして

本当の姿を 静かにさらしている

あめがふりおちる音を

あなたはさいきん きいたでしょうか

すべてをつつむ やわらかな あの音を

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